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KNOCK

僕は 僕の部屋をノックする 「誰かいませんか?」 いるはずがないのに そのことに 何故か満足げに頷いて その扉から遠ざかる 多分今はそんな時期 また穏やかに笑っ...

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水泳者。

ザバ ザバザバ 波打ち際 溺れるように手足を動かす まだ足の着くところ 果てはあるのだろう しかしいつまで経っても見えはしない      果て ここにも命はある...

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愚か者。

放す言葉の 連なりに 音程に 嘘を 本当を 混ぜているから 自分でも自分なりの真実が 分からなくなってしまう 莫迦 だけどだからこそ 自分を少しだけでも好きでい...

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インターバル。

泣かなくちゃいけない なんてヘンだね でも泣かなゃいけない気分だよ 勝ちや負けや 続くもの切れていくもの 活きていれば生まれてくるもの生まれてくる筈のもの 何が...

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ひとひら。

季節最初の雪の一片を見つけることも           季節最初の桜の一片を見つけることも                         ...

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ようやく桜。

待っていました     追い抜くことも   追いかけることも   できない時間を   今という時間を ...

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リズムが描く画のように。

お前の踊りを 決して嫌いな訳じゃない その流れ そのリズムは 私に奏でられないもの そして 私の踊りと違うもの 相容れないもの だからこそ 刹那のシンクロを 大...

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橋をかけるということは。

繋がらない気持ちを   拙い言葉で繋げていく   脆さを知って尚   その行為の強さは別にあるのだと   思い込もうとし...

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忘れていいよ。

忘れていいよ   僕も忘れるから   思い出せばいいよ   僕も思い出すから   その時が同じだったら   手...

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雨音を。

雨音が削っていくのが   私の心の垢であればいい   傲慢や怠惰は   すっかりこびりついてしまったよ   剥き出しにな...

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«莫迦のまま。

2017年5月
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