灼きつくす。

冷たい体が 合わせた肌より熱くなっていく 呼吸も疾く 鼓動も疾く 手の中が汗ばむのを まわした背中の汗と混ざることで知る 呻きも疾く 突き抜けける 自分の知らな...

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物語は途切れているだけさ。

失くしたと思っている 物語も 壊れたと思っている 物語も 今は 少し見失っているだけ 散歩の途中で 接続詞の欠片が 落っこちているかもしれないから とりあえず歩...

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潜空。

深く 深く 通り過ぎたのに 深く 深く 通り過ぎたのに 深く 深く 通り過ぎたのに かけ離れて 深く 深く  遠く 深く       遠く 深く        ...

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絆にならない糸なれど。

凍りつき 張り詰めた糸は 刃に変わり 震えることなく 我が身を切り刻むだろう 切れることも 折れることも 自分が許さないから ヒトであることを忘れていく 認めた...

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索光。

掘り出した 言葉の光の時間は短く 並ばせきれない飾り物に変わっていく 心の空気に 触れた途端に酸化して 黄銅の錆を浮かばせて 掘り起こしてはならなかったのか 振...

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自分勝手な決め事は捨てて、さ。

自分で選んだことだから それはそうだよね でも 泣いちゃダメとか 愚痴っちゃダメとか 前だけを見て なんて それ無理だから 効率の良い人間になろうと しっかりし...

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時間を 止めることのできる 生き物

大人は 時間を止めることのできる 悲しい生き物 大人は 時間を止めることのできる 優しい生き物 大人は 時間を止めることのできる 弱い生き物 そして 時間を動か...

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影。

影は その暗さをもって ものを立体に膨らませた 夜風に溶ける 樹の花の臭いは 充満という名前で世界を蹂躙した 曲がり角を過ぎるときに 私の気持ちも曲がって 中指...

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雑木林。

雑木林の中にこそ 様々な命が宿る 鬱蒼とした暗さと湿気の床に 陽光を跳ね返す碧の鏡の上に 土に生まれ変わろうとする層の中に 自由に形を変えすり抜けていく風と共に...

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地面から雨が・・・

流す必要のない泪まで 瞳の奥に準備して 痛がることに備えている それに溶けた 気持ち という成分は抜け落ちて そっと強がりの嘘にすり変わる 色は透明なまま 自分...

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