積み木が笑う。
積み上げてきたブロックは
実は凍った糸の柱でできた積み木だったんだ
どおりで軽いと思ったよ
積み上げるのも簡単だったさ
でも
ちょいとそいつに躓いて
あっという間に シャラ シャララ・・・
笑いながら全部崩れて
溶けたと思ったら蒸発しちまった
さぁて また積み直しか なんてタメ息ついてさ
ついで口をとんがらせて
「ちぇっ」
と ひとつ毒づくんだ
自分の頭に跳ね返ったそいつが
コツン と少し痛かった。
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積み上げてきたブロックは
実は凍った糸の柱でできた積み木だったんだ
どおりで軽いと思ったよ
積み上げるのも簡単だったさ
でも
ちょいとそいつに躓いて
あっという間に シャラ シャララ・・・
笑いながら全部崩れて
溶けたと思ったら蒸発しちまった
さぁて また積み直しか なんてタメ息ついてさ
ついで口をとんがらせて
「ちぇっ」
と ひとつ毒づくんだ
自分の頭に跳ね返ったそいつが
コツン と少し痛かった。
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昨日
眠りに落ちながら
詩を思いついたんだ
最初から最後まで流れがある詩
その感覚だけ残して
落ち込んでゆく眠りの中にそれは溶けてしまった
優しくなれる詩だったろうか
少し切ない詩だったろうか
できれば優しさが溶けて自分の中で眠っていればいいと思う
切なさもずっと眠りにつくのなら溶けていってよかったんだろう
眠りながら見る夢は
知らないうちに僕の奥底に少し色を加えていっているんだね。
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自分に囁く
「大丈夫だよ。」
ほど 当てにならないものはないね
だからって
誰にでもいわれたいわけじゃない
「大丈夫だよ。」
あなた そう言ってくれるなら
一緒にその手を私の背中にのせてください
鼻をツーンとさせながら
私 黙って頷くから ね。
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心に窓があるのなら
その内側は結露して
糸を引いて垂れていく
乾いた言葉の裏側に
伝えられない温度があるから
音も立てずに垂れていく
切ないのは
何か足りなかった今日
悔しいのは
自分を落っことした昨日
怒るも笑うも泣くも
どんなだろうか明日
いつだって知りたがり
刹那を積み重ねた何時かの自身
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息を脳味噌の天辺まで吸い上げて
首がキシキシ悲鳴を上げるほど
痛みで体も丸まっていたけど
ココロまで猫背になっていたことにチョイと気づく
今度はやはり悲鳴を上げるほど背中を反らしてみる
風邪ひいた?
なら クシャミして笑ってしまおう
何かが吹き飛んでいけばいい
泣くのも 笑うのも 怒るのも 悲しむのも
ココロの背骨をシャンと伸ばしてからじゃないと
いつか停ってしまうだろうから
まだまだ
それでも いつか。
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娘 放課後
肘をつき顎に手をあて窓の外を眺めている
無言 顔をてらす光は薄暗く色づいていこうとしている
娘 机から顔を上げる
残っている書類 片手だけで伸びをして壁の時計を見る
窓の外には隣のビルにも灯りがともる
ため息ひとつ 着替えるために席を立つ
娘 駅に向かう
母 鍵を開ける
娘 キッチンに立つ
娘 狭いリビングを見渡す
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夕暮れ前
少し擦るような僕の足音
ほとんど葉を落とした木々たちはもうすっかり備えをすましている
かさ かさかさかさ・・・
囁きあうような残された葉たち
去年ドングリを拾ったクヌギの下には今はもう見当たらない
誰かに拾われてしまったのか それとも土に潜り やはり冬の備えにはいったのか
僕の好きな翁草もいつもところにその姿はなく静かな眠りについている
かさ かさかさ・・・
遠くからコロニーに戻る鷺たちの声が響いてくる
足元で小さな花を咲かせている野路菊たちも もう少しすれば眠りにつくのだろう
木々の囁きも少しづつ小さくなり
それはかえって
『なにも探さなくていいよ』
『なにも見つけなくてもいいんだよ』
そう言ってくれているようだ
擦るような僕の足音
遠く 遠くなっていく光
今日の音もまた 眠りにつこうとしているのだろう
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生きるための理由付けなんてどれだけだってできる
数え上げることだって容易いのも分かってる
そして
頭では納得しても 心が納得していないことも
生きていくためには理由や言い訳じゃなく
本当は生きたいという自らが発する目的や意志こそが必要だということも
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それは緩みあれば芽吹こうと
静かに静かに待っている
もう種は熟して無数の地雷のように眠ったふりをしている
毎日を掻き鳴らす綱渡りの音楽に
楽器の絃は少しずつ絞められていく
同時に同じ力で緩もうともしているのだ
綱渡りの基点で音楽は止む
一息をつき 柱に自身を預け 己自身を眠りという停止に置けば
音も無く絃は真っ直ぐな自分を取り戻そうと主人の意に反した働きをする
音は半音も狂いはしないだろう
しかし その一瞬にその種は根を張り芽吹き 絡まりつく
そして驚くほどの成長を見せ
気付く暇なく 己が身はその柱に縛りつけられる
いや 縛りつけられる そのこと自体を知っていて何もせず むしろそれを望む心
それが一番最初に芽吹く種
自らが作り出すそれを
僕は『腐敗力』と呼び
忌み嫌い
愛している。
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大切な人と話していて
嬉しいと一緒に切なくなるのは
逃れられない『いつか』に
きちんと「さようなら」を言えるか不安だからだね
もう そんな齢になったんだって
普段は互いに笑いながら
その時には しっかり泣いて別れられると
いいね。
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怒りながら 心で泣いてる人がいる
伝えたいことを
伝えたくないことを隠しながら 喋るから
それがなんとなく分かってしまえば
今は黙って聞くしかないじゃない
背負うものの重さ
守ろうとするからこその激情
それに応えられない悲しさと不甲斐なさも
私の内にあるから
今はただ
ただ黙って聞いているよ。
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メディアというフィルターを通して
抽出された甘い嘘
私のどこかのフィルターを通したとき
それは毒にも薬にも変わる
溢れる涙と笑顔が副作用でも
それが心のチャンネルを回すなら
それはどこかに本当の共感を含んで
数瞬だけもう少しだけ歩こうと思えるなら
私にとって大事な似非だろう
その先が
たとえ行き止まりであっても
いつだって
許さないから
それなのに生きてるから
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空頃の小石が鳴る
容れ物は僕 小石も僕
割れた穴があるから鳴る
空頃 空頃 と
詰まってしまえば音も無く
だけど大抵は殆ど漏れてしまうから
いつだって
空頃 空頃 と
小石が抜け落ちるほど
大きな穴が開くまでは
僕は 空頃 空頃・・・ と。
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心に張った蜘蛛の巣が
今日捕らえたのは 息をする足掻き
暴れまわって美しい蜘蛛の巣はぐちゃぐちゃになり
足掻きはその糸をその身に巻きつけていく
逃げ切れるのか それとも そこで息絶えるのか
一疋の黒い蜘蛛が大顎をガチガチ言わせながら
それをただじっと眺めている
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野の花に
憧るるは
その美しさ故でなく
迷いなく咲く
孤高の気高さ
その知恵と逞しさ
思わず魅入ってしまうほど
そして目をそらしてしまうほど。
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腐った魚の目をして
流れていく景色を眺めている
そこに何も見つからないと信じて
臭い涙が垂れる
アスファルトに転がっている
死の欠片を懐に詰め込みながら
小石をダイスに変えて
終焉への双六のマスを進めるのは
今日に限ったことじゃない
纏う世界は優しくも厳しくもなくて
ただそう感じさせているアンテナを手折ってしまえば
もう色もないノイズだけの世界渦を巻いている
吐き気がするのはきっとそのせいだなんて
思えるほどに可笑しくなっていく僕
生臭い息を吐き
だからこそ時間にさえそっぽを向いて
先にそっぽ向かれちゃやりきれないからね
そうでなきゃもう首を振る角度すら見つけられない
ただそんな世界にだって
街角からラジオからTvから音楽だけは流れ続けていて
ピンポンのように弾むリズムは腐敗していく心にぶつかって
腐った部分を千切り飛ばして分からないほどに散り散りに誤魔化して
なんとかこの世界に僕がいることを勝手に赦している
いいさ
いいさ
そんなふうに音楽に流されて
腐った自分も忘れてしまって身を削りながら弾んでいっても
そのフレーズに意味なんてなくても
また我に返って臭い涙を流すより シャウトしながら
跳ねて転がるほうが少しは吐き気もマシになるってもんだ
懐に仕舞い込んだ死の欠片も
飛び散って またしばらく生きてなくちゃならないかもしれないけど
どうせ何時かなんて決めてないんだ
明日いいのを拾うかもしんないし
いいさ
いいさ
今ぐらいは
音楽に流されて
跳ねて
転がって
気を失って眠るまで
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生温い時間を食い散らかして
俺たち豚になっていくのさ
味わうことなんて忘れてしまって
ゴムの胃袋に詰め込むだけ詰め込む
吐き出すのがもったいないから首に縄まで縛ってさ
平凡が一番で刺激ばかりを避けてきたから
用意していた絆創膏や包帯にもほらカビが生えてきたぜ
痛いの・・嫌だね
辛いの・・嫌だね
悲しい 苦しい 真っ平御免こうむるぜ
けどその向こう側にしかないもの
もうすっかり忘れちまってオートマティックに流れてくる
与えられた食事だけで満足して
そうさ生かしてもらってるって分かってるって
そんな謙虚な顔をしてそんなん劣等生とか優等生とかの前に
生きていないってこと
それにだけは目を反らしてんだ
そりゃ豚にだってなるさ
いや豚にこそ失礼だよな あいつらは食われて命を次につないでる
ぶくぶく太った有機物は味も中身もあったもんじゃない 食えたもんじゃない
当たり前だぜ そんな時間しか食ってやしねえんだから
生かされているだけの寄生虫
世界に害をなしてない痛みのないサナダムシはただ肥大して
この世界に何も創ってはいかない
なあ そんなんが最高かい?
なあ そんなんで満足なんか?
もう食えもしない豚になるのはやめようや
何も創らないサナダムシでいるのはよ
なあ PIG MAN?
せっかく生まれてきたんだ
美味い時間を食って
最後に上手く時間に骨までしゃぶられて
笑って一発世界にゲンコを食らわして
そんでもって終わりにしようや
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メロンパン
メロンパン
メロンなんてはいってなくても
それでも私はメロンパンって顔をして
メロンパン
メロンパン
嘘だって分かって
それでも一口かじられて
ポロポロかけらが服におちても
なんだか笑ってメロンパン
こっそりお昼のお日さまと
友達条約でも結んでるんじゃないのかな
もしかして
メロンのかわりに
笑顔の成分がほんのちょっぴりはいってる?
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眠っていいんだ と
自分に言い聞かせても
眠れない夜
その言葉
同じように眠れない君と
交換してみないかい?
気まぐれでも
偶然でも
もしかしたら が あるかもしれない
そうやって
互いの安らぎを願い合おう
ほら
「眠っていいよ。」
あとは見えない手で
背中をポンポンポンって
してあげる。
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合わせ鏡に囲まれたように
いつも隣り合わせの
僕と僕 と 僕僕ぼくボク・・・
同じ顔 同じ表情 そして全て違う心たち
僕が君を数え切れないのは当然なんだ
僕だって僕を数え切れない
そしてどこで君と僕が交差しているのか
いつだって気がつかないままなんだ
だからいつか
どこかの世界で出会うとき
隣り合わせの僕をよろしくね
隣り合わせの君へ。
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私の言葉は 浮塵子の言葉だ
無数の塵が寄せ集まり
わーん と形のようなものをなしているだけ
当たっては散り しばらくしてはまたわさわさと集まって
そして いつの間にかいなくなってしまう
混沌とした動きゆえ
伝えたいことは伝わらず
ただ徒らに人を惑わせ 時に酔わす
それでも いつか
いつか種の言葉になるように
芽の出る言葉になるように
また わさわさと集まって
わーん と意味の固まらぬ声を上げるのだ
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心の形は
きっと丸フラスコみたいになってるんじゃないかな?
どんな感情も
まだ余裕のあるうちは
透きとおった硝子の向こうに何かを見つけることができる
でも
同じ量の感情が心に中に落ちてきても
ある時を境にフラスコに溜まっていく感情の高さは急加速していく
そして
フラスコが感情の水でいっぱいになってしまえば
見通す先は湾曲して真っ直ぐにも見れず
大きく見えたり 小さく見えたり 歪んだり ぼやけたりして
足元にそっと佇んでこっちを見ている
小さな でも大切な「気づき」を
見つけることが出来なくなってしまうんだ
それが どんな透明な感情だって
だから
もう 心をいっぱいにしないで。
上手に心を傾けて
そっと感情をながしてしまおうよ。
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割れた言葉たちが
光速で心の中を暴れまわるから
いつも以上に堅く口を閉ざすのだ
それらの唯一つでさえ
外に溢れてしまえば
押してはいけない私のスイッチを入れてしまうから
もう何度 そのスイッチを慌てて切っただろう
だけど確実にスイッチが入った時間だけ
進んだんだ 進んでいるんだ
消滅という恐い憧れに。
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「~~しなくてはならない」
「~~でなくてはならない」
そういった無数の柱が
私の周りを取り囲んで
私を檻に閉じ込める
もしかしたら
その無数の柱は極く脆いものかもしれない
それでも私は恐ろしいのだ
その柱 一本一本は
全て私の骨で出来ているから
増え続け 幾重にもなっていく檻
動ける範囲は縮まって
いつかは自身の骨に串刺しにされるのかもしれない
それでもじっとしている自分
馬鹿だ
馬鹿過ぎるよ。
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大波の甲板に
人は立っていられない
ただしがみつき
凪がくるのを待つだけ
酔いながら吐きながら
無理矢理空を見上げては
いつか陸地が見えますように と
羅針盤なんて最初から積んでなかった
今は星の位置さえ確認できない
残りの食料はどれほど残っているのだろうか?
そんなことすら調べられないまま
いまはただロープを身体に縛り付けて
甲板に這いつくばっているだけ
知らぬ間に
どこまで流されても
また帆を張る日が来るはずなんだ と
ただ ただそれだけを自分に言い聞かせて
今は凪を待っている。
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ティッシュペーパーをさっと取って
縦に細く 何枚にも何十枚にも千切っていく
鼻をかむでもなく 何かを拭くでもなく
ただゴミをつくりだしているだけなのに
指の間で増えていく そのひらひら は
空っぽになってるココロのどこかを
やさしく くすぐっている
うん
そんなつかの間も ちょっといいかもしれない。
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どれほど歩いても 走っても
飛行機に乗っても 電車に乗っても 車を走らせても
僕は何処へも行けない
メビウスの海を心は回遊して
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「ナニカ」を見つけようと いつもしてる
それは自分以上の自分のもの
だから目の前に転がっていたって見てないだけだよ 見えてない
まだそれに名前をつける力がないから
でも ま いいんじゃない?
見つけられなかったからって 失ったわけじゃない
そのままの自分があるだけさ
得て あるいは 失って
いつだって その結果が「ナニカ」であるだけなんだ
見つけようとする行為の中にはそれはないのさ
生活を為していく中でいつのまにか生まれて落っこちてた「ナニカ」に
ウッカリと気がつけばいい
自分を「莫迦だ」って嘲笑っても
他人に「馬鹿だ」って嘲笑われても
その時には「ナニカ」は自分の手の中にある
ま それで いいじゃない。
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僕はいつだって僕の顔を忘れている
どんな言葉を喋るときも
その時の声を意識することはあっても
その時の僕の表情を意識などしていない
だけどきっと
言葉以上に僕の表情は相手に色んなことを伝えている
怯え 怒り 喜び 悲しみ そして 戸惑い
鏡の中で僕同士が目を合わせあうとき
僕という他人は 僕という自分に忘れていたことを思い出させる
『僕はどんな顔が嫌いかい?』
『僕はどんな顔がお気に入りなんだい?』
色んな表情を作ってみて 改めて思うんだ
できるだけ『お気に入りの顔』で人と相対していたいって
少し垂れ目気味に微笑んでさ
特に大切な人の前では ね。
そんな人にこそ『嫌な顔』を見せているってことにも
気づいてしまうんだけどね。
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そしたらね・・・
その言葉のあとが続かない
でも
あなたと一緒に時間を重ねつなげていきたい
その気持ちはホントだよ
溢れすぎる気持ちが声を消してしまった
時間差で届く山びこのように届けるから
もう少し待っててね
そしたらね・・・
そしたらね・・・・・・・。
泪でちゃいそうだ。
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ちょっとだけ優越感
ちょっとだけ劣等感
所詮どんぐりの背比べ
少しライバル
結構身内感
それもどんぐりの背比べ
悔しさと祝福と喜びのミックスジュースが
前をすすむための意地の張り合いの材料で
節目には二人で みんなで笑えるように
どんぐりの芽をださせよう
マイナス同士は掛け算で
塵程度しか詰めない経験は足し算で
共有すれば
結構やれるかもしれないよ
僕等。
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迷うんだ
今日があまりに硬かったから
どうやって降ろしたらいいのか
どこへ降ろせばいいのか
いきなり どん! なんて放りだしたら
自分がひっくり返ってしまいそうで
いい日だったよ 多分
だけど そう言い終わるために
今日の終りを迷うんだ。
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泣くことが 心の掃除だというのなら
溢れる涙は どろり と濁っていてほしい
透明だなんて
なんだか嘘くさいじゃないか
いや もう泣かないけどね
泣けないけどね。
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デパートにも
ショッピングセンターにも
モノは溢れている
そして そのどれもがイツカ ダレカに必要なもの
小さな本屋にも
果てないネットにも
ジョウホウが溢れている
そして そのどれもがイツカ ダレカに必要なもの
世界の人口が増えるに比例して
イツカ ダレカ が細かくなって増え続け
ワタシ が イマ 必要なものが分からなくなってくるよ
イツカ も ダレノモノ かも間違えてしまいそうで
だからいつだってワタシは自分に問い続けるんだ
ネェ コレ ワタシ ニ ヒツヨウ?
分かるのはそれが無くても生きていれるということだけ
そして
溺れてしまわぬように私はそっと蓋を閉じてやり過ごすのだ
ネェ ソレ ホントウニ・・・・・
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何気なく過ごす時間が
もう二度とないことを忘れてしまうほど
時の水は私に次々と注ぎこまれて
流していってしまう
握った手のひらの温かさも
痛みに変わった怨みも後悔も
いつも傍にあると思い込んでいた笑顔も
あれほど鮮烈だった哀しみも
私の中には
時間が溢れすぎている
それに抗する術も分からぬまま
でも だからこそ生きていける
終わりまで
私は梳られて時間の中に融けてゆくのだから
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噎せ返る鉄の匂いに
少し不安を憶えるのは
きっと
その海の中で育まれた記憶のせい
まだ境目が出来ていなかった頃の
それだけを知っているという安心
今は切り離されて別の人格
帰るのか?
帰れないのか?
どちらも入り交じっているのだろう気持ち
いずれにせよ
いつか潰える血の寿命
どこかに細くつながっていく魂の系譜
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心に天井をつくってしまえば
それはどんどん降りてきて
いつしか自分の居場所を失ってしまう
雨はしのげるかもしれない
寒さも暑さも感じない体温だけの世界だろう
それでも いつか息ができなくなってしまう
さて それじゃあ自分の心を渦巻きの風に変えて
半分くらい天井を吹き飛ばしてみようか
寒いかもしれない
雪で凍てつくかもしれない
でも
綺麗な星空や 柔らかい雲が浮かぶ青空が見えるかもしれないよ
なにより
自分以外の風とダンスが踊ることができるようになるさ
どれも自分で選べるんだ
辛くなったら また天井を直せばいい
さあ
七色のペンキを貸してあげる。
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どこまでも も
いつまでも も
嘘だと分かっているから
手のひらに掬いとった
温かな呼吸を
冷やさぬように 逃がさぬように
包み込んだ
まるで
ふんわりお握りを
結ぶように
今くらいは
もう少しは。
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黯の鏡は
美しく光るものだけを映し出す
それが例え作り出されたものでさえ
いや
作り出したものだからこそ
その鏡に姿を写す
そこに我が身が映し出されれば
私はそれを直視できるだろうか
鏡の下には
腹を空かせた魚たちが泳ぐ
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